このコーナーでは、当研究所で所蔵している史料の一部をPDFファイルで公開しています。ご利用にあたっては、下記の注意事項をご一読のうえ、内容を遵守していただきますようお願いいたします。
全45冊。いろは順で尾張藩士の御目見から隠居・死亡までの勤め書が記載されたもの。職歴、俸禄、賞罰、養子関係などがまとめられている。「士林泝洄」(しりんそかい)以後の藩士履歴を補う記録である。「か上」(第13冊と14冊の間)、「た上」(第16冊と第17冊の間)が欠本。名古屋市蓬左文庫には「稿本藩士名寄」140冊がある。
全4冊(索引・総目録とも)。御料局名古屋支庁在勤の三宅勝次郎(御料局属)が明治33年(1900)~34年にかけて調査・筆写した山村甚兵衛家及び同家家来所蔵の古記録、王瀧村松原家古記録、福島町旧問屋亀子孫彦所蔵古図、旧県引継書類などを、大正末期に徳川林政史研究所で筆写したもの。
全3冊。信濃国西筑摩郡福島村(現・長野県木曽郡木曽町大字福島)の山村家所蔵本を筆写したもの。東京帝国大学教授の星野恒(わたる)が、明治22年(1889)に採訪した時の記録を、昭和13年(1938)に徳川林政史研究所が筆写したものと思われる。山村甚兵衛家の事蹟や木曽に関する古老談などが記載されている。
全1冊。寄贈本。尾張藩で木曽材木奉行を務めていた寺町兵左衛門が、宝暦9年(1759)に尾張藩の林政・林業についてまとめた手引き書。「御留山」「御巣山」「明キ山」「里山」などの基本用語が説明されている。
全1帖。山本郡二ツ井町仁鮒(現・秋田県能代市)における幕末~明治初期の伐木・運材の様子を画いたもの。もともとは秋田藩の御山守を務めた成田惣左衛門家が所蔵していたもので、原本は秋田県立博物館が所蔵している。徳川林政史研究所所蔵本は原本を忠実に模写したものと考えられる。入山から伐倒、杉皮剥ぎ、小羽割り、角材造りなどの様子や、雪国らしくソリを使用して山から木を下ろす様子も画かれている。
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