徳川家康文書総目録

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徳川家康文書 総目録

このコーナーでは、徳川黎明会前会長の徳川義宣氏がライフワークとしていた徳川家康文書の網羅的収集・研究の遺志を受け継ぎ、当研究所の非常勤研究員である川島孝一氏が担当・作成した「徳川家康文書 総目録」をPDFファイルにて公開しています。

は じ め に

徳川家康の発給文書の網羅的収集・研究については、中村孝也『新訂徳川家康文書の研究』上巻・中巻・下巻之一・下巻之二(昭和33年初版、昭和55年新訂初版、日本学術振興会刊)とその研究を引き継いだ徳川義宣『新修徳川家康文書の研究』(昭和58年、財団法人徳川黎明会刊)・『新修徳川家康文書の研究』第二輯(平成18年、財団法人徳川黎明会刊)・『新修徳川家康文書の研究』第二輯補遺(平成27年、「徳川林政史研究所研究紀要」第49号:『金鯱叢書』第42輯、所収)の業績が聳え立っている。

もとより徳川家康文書は、これに尽きるわけではなく、まだまだ多くの文書が埋もれているであろうし、写本で紹介されている文書の正文も、これからも発見されるであろう。
中村孝也先生・徳川義宣先生の遺志を受け継ぎ、これからも徳川家康文書の収集・研究は続けられなくてはならない。

そのための準備作業の一つとして、今日までに活字化され紹介された徳川家康文書を出来うる限り収集し、編集したものがつぎの「徳川家康文書総目録」である。
今回あらたに何点かの文書を追加・修正した改訂版を作成した。これまで種々の情報をお寄せ頂いた方々へ、ここに厚く御礼を申し上げたい。今後も引続き、未収録文書の所在などをはじめとして、お気づきの点があれば御教示をお願いしたい。

徳川林政史研究所 非常勤研究員
川島 孝一

凡 例

1、本目録は、徳川家康が発給した文書(文書に花押や印判の据えられたものと、据えられていたであろう写しの類)、及びその筆跡となるものを掲げた。
2、本目録は、現在刊行されている活字史料をもとに、若干の未活字史料をも補い、作成した。
3、配列は、文書に表記されている年月日順とし、無年号文書は月日順とし、年月日欠文書を最後に配した。
4、文書名は、おおよそのものである。また検討を要するものには文書名の後に、※を記した。
5、差出書の肩書きは「:ー」として記した。また印文の明確でないものもある。
6、文書群名・所蔵者名は、個別文書としての所在を示している。
7、出典は、写本類に掲載されているものである。
8、家康文書の研究の項は、中村孝也『新訂徳川家康文書の研究』上巻・中巻・下巻之一 ・下巻之二を、「新訂・上」などと略記し、徳川義宣先生『新修徳川家康文書の研究』  ・『新修徳川家康文書の研究』第二輯を、「新修」などと略記し、それぞれページ数  を示した。 9、他の刊本ほ項は、諸種の活字媒体にの書名・ページを示している。
10、備考は、各史料集による異同や、無年号文書の推定年代、参考事項などを記した。
11、前回紹介済みの範囲で、追加・修正をした項目・部分は、赤字で示した。
12、今回新規に追加したものは、通番を5000以降とした。
13、最終確認:令和2年12月31日現在

利用上の注意

このコーナーに収録した「徳川家康文書 総目録」の無断転用・直リンクは禁止します。
「徳川家康文書 総目録」を利用して論文・自治体史などを作成・執筆した場合には、著作権保護の観点から、必ず下記のような註記を行って下さい。
川島孝一編「徳川家康文書 総目録」(徳川林政史研究所ホームページ、2020年12月版) また、作成・執筆した論文・自治体史などは、徳川林政史研究所までお送りいただければ幸いです(2部)。

 徳川家康文書 総目録

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