本史料は、「御山守」としての業務をおこなうにあたって、木曽材木役所をはじめとする藩の役所からの通達や、村の百姓たちから出された森林利用の願書、さらにはそれら願い出を藩に取り次ぐに際して内木家が作成した書状などを年ごとに書き留めた帳面であり、尾張藩による地域の森林管理の実態を明らかにするうえで貴重な史料である。
本御用状留は当研究所と内木家に分かれて所蔵されており、それらをすべて揃えると元文5年(1740)~慶応2年(1866)までの95冊となる。当研究所には、徳川林政史研究所収集史料388(全29冊)と同414(全23冊)に、宝暦7年(1757)~安政6年(1859)の計53冊分が所蔵されている。ここでは、徳川林政史研究所収集史料388のうち、全29冊分を公開した。414の53冊分についても準備が整い次第順次公開予定である。
※ 宝暦14年〔明和元年〕は欠、明和2年、安永6年は徳川林政史研究所収集史料414に所蔵、明和3年、安永5年、同7年〜9年、天明2年は内木家に所蔵。
※ 林0388-21は欠番。
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